仮想通貨Lisk(リスク)とは?

仮想通貨(暗号通貨)700種類以上存在すると言われていますが、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号通貨)を総称してアルトコインと呼びます。

今日は、そのアルトコインの中でも現在(2017月5月23日)急騰中で大きな注目をあびているLisk(リスク)に焦点を当てて記事を書きたいと思います。

Liskとは?

 

基本情報

通貨単位:LSK
発行上限枚数:無限∞
コンセンサスアルゴリズム:DPoS(Delegated Proof of Stake)

プラットフォーム名を「Lisk」

プラットフォーム内の仮想通貨名を「LISK」

と呼んでいます。

Javascript

Javascriptとはプログラミング言語のひとつで、Webページに組み込まれたプログラムをWebブラウザ上で実行するために用いられるものです。詳しい解説は仮想通貨の話題から逸れてしまうため、ここでは触れませんが、興味のある人は調べてみてください。

このJavascriptは人気の言語であるため、Webエンジニアが開発に参入しやすく、これがLiskが関心を持たれている特徴の一つであります。

分散型アプリケーション

分散型アプリケーションとは、1つ以上のローカルまたはリモートのクライアントが、ネットワークで接続された複数のマシン上の1つ以上のサーバと通信するアプリケーションです。

「DApps(Decentralized Applications)(ディー・アップス)」とも呼ばれています。非中央集権的なアプリケーションという事ですね。

他の仮想通貨で言うと既にEthereumに分散型アプリケーションを利用されています。

どの場所からでも業務処理を行う事ができるため、例えば企業が商品の発注、製造、請求処理、データベースの更新等をする際処理を分散して行うことができます。

これによりコストを削減し、企業は世界中の顧客にサービスを提供する事ができます。

同じように、仮想通貨としてDAppsのメリットは取引の処理能力が高く分散的で安全性が高いという事が挙げられます。

ビットコインはProof of Work(PoW)、EthereumはPowからProof of Stake(PoS)に移行するような仕組みをとっています。

ビットコインでは6つのマイニングプールが90%以上の採掘力を有しているのに対し、より分散的であるLiskはより安全性が高いと考えられています。

なお、LiskDAppsで立ち上げられたブロックチェーンの承認システムは開発者が自由にカスタマイズできるため、今後PoWPoSへの変更する事もできます。安全性がこちらの方が高いとわかれば、すぐにそちらにカスタマイズできるという事もメリットの一つです。

フォージング(鋳造)

取引を承認する事をビットコインではマイニング(採掘)と呼びましたが、

Liskではフォージング(鋳造)と呼びます。

具体的にはdelegate(取引の承認者)が選ばれ、その承認者に取引手数料と新規に発行されるLiskが支払われるという仕組みになります。

報酬については1年目は5LISK/ブロック、2年目は4LISK/ブロックといったように

1年に1LISK/ブロックずつ減少し、5年目以降は1LISK/ブロックが報酬となります。

 

サイドチェーン

サイドチェーンとは、複数のブロックチェーンの間で仮想通貨のやり取りを行い、様々な機能を実装しようとする技術・プロジェクトのことです。

詳しい解説はLiskの話題から逸れてしまうので避けますが、これによるメリットは性能・処理能力の向上にあります。

複数のブロックチェーンを使って別々に動かすほうが処理能力は高くなるという事ですね。

 

Liskの購入方法

Liskは、国内取引所ではcoincheckでのみ扱われています。

日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin

Liskの投資

Liskのチャート

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過去3か月分のチャートを見てみますと、上昇の一途をたどっています。

3か月前からは約5倍とLiskへの関心の度合いは高まっていると考えられます。

投資手法

基本的には、分散投資をしてポートフォリオの一部として長期保有をするのが良いでしょう。他の仮想通貨が急騰する中、堅実な上昇を見せるLiskは、技術的な観点からも暴落の危険性は少ないです。

Liskの今後

Liskは、サイドチェーンによる承認スピードの早さはもちろん、
承認システムのカスタマイズや人気言語Javascriptを使用するなどの後発仮想通貨なりの改良がされています。

分散型アプリケーションではEthereumが既に存在していますが、Ethereumの普及に追随する形で、Liskも今後台頭してくるはずであると思われます。